先生にだって日常があるを合言葉に、先生が2学期の糧に日常を短歌にするネット歌会です。
総勢14名の先生方から寄せられた28首の日常。

わあきゃあと変わらぬ声が空き部屋と心を染める 先生になる 鶏は元気
夏休みが終わって静かだった部屋に、また生徒たちの声が戻ってくる様子ですね。教室が満たされていく様子に自分の心を映しているのが印象的です。「わあきゃあ」という擬音も魅力的。
給食が待ち遠しくてたまらない子供以上に秋渇き エリンギ
生徒・児童が給食のない期間は、先生も給食がないわけです。意外と給食を楽しみにしている先生も多いのかも。下の句が大幅な字足らず。給食を求めている不足感が感じられます。
しゅうれい時定期考査に大会に心は熱くまた明日も 六波羅太郎
定期考査も大会も日常の延長線上である以上、終礼のときはやってきます。終礼は学校生活を明日へつなぐエンドロールであり、次回予告。「しゅうれい」は〈終礼〉と〈秀麗〉の掛詞でしょうか。結果が〈秀麗〉なものであれば、次への意欲も湧いてくるものです。内発的動機!
先生のような教師になりたいと言う君にきみのやさしさを教ゆ 高尾里甫
先生になりたいという生徒との素朴な会話の場面が浮かびます。「きみのやさしさ」の解釈の深みがこの歌のおもしろいところですが、私は先生になりたい「君」が気づいていない「やさしさ」のことかなと読みました。ひとつひとつ、ゆっくりと対話を重ねていくんでしょうね。あなたはどう読みましたか?
文化祭もろもろ準備大変だでも、やり切ってうまい酒のむぞ ペン豪けん侍
これぞ先生の日常! というべき一首。生徒にとっても文化祭の準備は大変でしょうが、サポートにまわる先生も結構大変なものです。生徒もよくごほうびをおねだりしてきますが、先生だって頑張ったあかつきのごほうびはあるのです。みんなより、すこし多めかもしれませんが。